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【中毒を起こす食べ物】

2020年3月7日

私たち人間が普段から口にしているものでも、
ペットには毒物となってしまう食べ物が沢山あります。


◆タマネギ、ネギ、ニラ、ニンニクなど
n-プロピルジスルフィドという成分により、
赤血球が壊され、貧血や血尿を起こします。
この毒物は加熱にも強いので、
シチューやハンバーグ、スープなどの
調理したものでも中毒を起こす可能性があります。


◆ヒトの鎮痛剤、風邪薬
これらの薬の成分に含まれることがある
アセトアミノフェンが中毒を引き起こします。
なんとなく具合が悪そうだから、
体が痛そうだからといって、
決して人間用の薬を飲ませてはいけません。


◆チョコレート
チョコレートにはテオブロミンという物質が含まれています。
特にカカオ含有量が高いチョコレートは大変危険です。
嘔吐、下痢、けいれん、ふるえなどを起こす可能性があります。


◆コーヒー、紅茶などカフェインを含むもの
犬や猫はカフェインによって、
過度な興奮、頻脈や不整脈を引き起こす可能性があります。
ふるえやけいれんを起こすこともあります。
カフェインを含むものには、コーヒー、紅茶の他にも、
玉露や抹茶、コーラ、ココア、栄養ドリンクなどが挙げられます。
またコーヒー豆や茶葉にもカフェインが含まれています。


◆キシリトール
キシリトールは犬に対してインスリンの分泌作用があるため、
一度に大量のキシリトールを摂取すると、
急激な低血糖を起こしてしまいます。
低血糖にすぐに対処できないと、
意識混濁や発作を起こし、死亡してしまうこともあります。
虫歯予防として、人間のキシリトールガムを与えたり、
人間用の歯磨き粉を使わないようにしましょう。


◆ブドウ、レーズン
毒物は特定されていませんが、
嘔吐、下痢、腹痛などを引き起こし、
数日後に急性腎不全を発症します。


上記に挙げた毒物は、ほんの一部に過ぎません。
食べ物以外でも、ユリやチューリップなどの花、
アロエなどの観葉植物は動物にとって毒性の強いものが多いです。
何が毒物になり得るのか、知っておくことも必要ですが、
日頃から、食べてはいけないものを口にしないように、
飼い主の皆さまが気を付けて防いであげることで、
ほとんどの毒物からペットを守ってあげることができます✨✨


●テーブルの上のもの、カバン、ゴミ箱を
 ペットの届かないところへ置く。
●散歩中は犬を先に歩かせないようにし、
 リードを短く持つ、口輪をつけるなど
 拾い食いに気を付ける。
●留守番させるときはケージに入れる。
●食卓が無人になるときは
 料理や食材をペットの届かないところへ置く。


また、くわえているものを離す訓練や、
リードをつけているときは拾い食いをしない訓練をしておけば、
とっさの時に役に立つことがあるかもしれません。
当然のことですが、
人間の食べ物は与えないようにしましょう。
もらえることが当たり前になってしまうと、
テーブルの上やキッチンなどに
必要以上に興味を持つようになります💦


ペットはおいしそうな匂いにつられたり、
いつも飼い主さんが口にされるものに興味を持ちやすく、
それが誤食につながってしまうことが多いです。
うちのこは大丈夫と思っていても、
日々気を付けてあげて下さいね🙆


◆もし食べてしまったときは…
 1.いつ?(〇分前に、〇時〇分頃に、など具体的に)
 2.なにを?
 3.どれくらい(量)食べてしまったのか?
を確認して、できるだけ早くご来院下さい❗️

来院される際は、
誤食してしまったものの現物や成分が表記されたものを
持ってきていただくと診察がスムーズです。
例:人間用の薬、殺虫剤、道端に落ちていた木の実など…

食べてすぐの場合は、吐かせる処置をすることができます。
食べて時間が経過している場合は、
身体検査や血液検査で状態を把握したり、
点滴や投薬で解毒を促すことができますが、
手遅れになってしまうこともあるので、
様子を見ずにできるだけ早くご来院下さい。