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【避妊・去勢手術の必要性】

2018年5月11日

避妊・去勢手術とは・・・
メスでは卵巣・子宮を摘出(避妊)、
オスでは精巣を摘出(去勢)する手術のことをいいます。
これらの手術を行うと永久に妊娠する(させる)ことが
できなくなります。

どうして避妊・去勢手術をする必要があるの?

1.望まれない妊娠を避ける

2.生殖器の病気、性ホルモンに関連した病気の予防
男の子・・前立腺肥大症、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫など
女の子・・子宮蓄膿症、乳腺腫瘍、卵巣腫瘍、偽妊娠など

犬の『乳腺腫瘍』の発生率は初回発情前に避妊手術をすることで
0.5%(200頭に1頭の割合)に抑えることができます。
1回発情後であれば8%、2回発情後以降であれば26%となり、
4頭に1頭の割合で乳腺腫瘍が発生してしまうということです。

3.性ホルモンに関連した問題行動の抑制
男の子・・スプレー行動, 攻撃性, 逃走癖, マウンティング行動など
女の子・・発情徴候(外陰部からの出血、鳴き声)など

発情中に繁殖行為ができないことは、
とてもストレスがたまることです。
異性を探して逃走したり、鳴き続けたり、
神経質になり、人や他の動物へ威嚇したり、
一時的に食欲をなくしたりします😞
ご家族やまわりの方を困らせてしまうことがあれば、
その子にとってもそれはとても不幸なことです。
しかし手術をすることで精神的に安定し、
これらの問題行動を軽減することができます。

手術をする時期は?

いつまでに手術をしなければいけないという
具体的な決まりはありません。

しかし、先述のとおり、乳腺腫瘍の発生率は初回発情が起こる前に
卵巣を摘出したほうが、低くなることがわかっています✨

またマーキングなどの問題行動についても、
その行動を起こしていた期間が長いほど、
手術後に改善がみられない傾向があります。
これは性ホルモンの影響というより、学習要素の問題からで、
体がそれらの行動を覚えてしまうからです。

そのため、手術を行う時期としては、
初回発情または、様々な問題行動を起こし始める前の
生後6か月前後(犬猫ともに)が望ましいです。
5歳になっても10歳になっても、
麻酔をかけられない持病などがなければ、手術は可能です。
しかし、年齢が上がるほど、
性ホルモンに関連した病気へのリスクは高まり、
麻酔へのリスクも高まります。

手術は全身麻酔で行います。
手術をお考えの方は、全身麻酔をしても大丈夫かどうか、
身体検査と血液検査の術前検査にお越しください。

手術のデメリット

避妊・去勢手術には、『肥満になりやすい』
というデメリットがあります。
手術をするとホルモンバランスが変化し、
食事の量が増えてしまいます🍖
その一方で要求カロリーが減るので、
今まで通りの食事の量を食べていると肥満になってしまいます🐶
手術後以降は、食事の量を2~3割程度減らす、
または避妊・去勢後用のフードに変えるなど、
食事の量や種類を見直す必要があります。

肥満は、『万病のもと』です。
糖尿病や関節疾患など、さまざまな病気の起因となります。
しかしそれは、食事の管理でケアできるものなので、
肥満のリスクより、
手術をすることのメリットのほうがはるかに大きいといえます。


避妊・去勢手術を検討する上で、
健康な体にメスを入れることや、
生殖器が無くなることに抵抗や不安を感じることと思います。
しかし、避妊・去勢手術には、
将来起こりうる病気の予防、問題行動の抑制、寿命の延長、
生活の質の向上など、多くのメリットがあります。
繁殖を希望されない場合は、避妊・去勢手術をお勧めいたします。
健やかにストレスなく過ごし、長生きを目指しましょう😊✨


スタッフのワンちゃん🐶ししまるくん(ペキニーズ・男の子)